非収益化で何が変わるのか考察してみます。
迷惑ユーチューバー・悪質ユーチューバーが激減する
今回の規約改定の直接の原因となったのはローガン・ポール氏の問題YouTube動画。
それまでも世間を騒がせるようなYouTube動画が多数存在していました。
- ホテルの宣伝をしてやるから宿泊費をタダにしろというユーチューバー
- 警備員を怒らせて楽しんでいるユーチューバー
- 危険運転をしながら動画撮影をするユーチューバー
- チェーンソーを振り回しながらクロネコヤマトの集配所に荷物を取りに行くユーチューバー
日本でも話題になったチェーンソーを振り回しながらクロネコヤマトの集配所に荷物を取りに行くユーチューバーは昨年大々的なニュースにもなりました。
撮影した動画をYouTubeにアップロードして再生回数が増えるとお金がもらえる仕組みが問題とYouTube側が判断。
規約変更には嫌がらせ、悪質、人を不快にさせるような投稿動画で気軽にお金を稼ぐ事を禁止する意味合いがあります。
過去12ヶ月間で4000時間、1000人のチャンネル登録者数という高いハードル以外にも上記に挙げたような悪質ユーチューバーは今後厳しいペナルティを受ける事になります。
今後、あの手この手で規約の目をくぐり抜けていく輩はあるかもしれません。
しかし、悪質ユーチューバーは激減します。
規約改定により「どんな事をしてでも再生回数を上げる」と言う手法は基本的に通用しなくなります。
弱小ユーチューバーは動画投稿をやめる
一部で騒がれている課題もあります。
YouTubeに投稿する人の中には将来有望なユーチューバー、メディアクリエイターもいます。
そのような人たちは非収益化を契機にYouTubeへの投稿を止めてしまう、または新規に動画投稿しなくなると言われています。
しかしこれについては言いたい事があります。
お金のために動画投稿する人は底が知れています。
本当にクリエイターとして大成したいのであればYouTubeを発表の場として自分の実力を試す場所にすれば良い。
YouTubeをそういう場所として考えればよいだけです。
認められれば(条件をクリアすれば)再び収益化できる、稼ぐ事ができるわけですから!
UUUM、ニンテンドークリエイターズプログラムが解除される
YouTube規約改定によるニンテンドークリエイターズプログラム登録解除
先日記事にしたニンテンドークリエイターズプログラムや人気ユーチューバーのヒカキン氏が役員を務める東証マザーズ上場のUUUMなど一般ユーチューバーから収益の一部を収益源としている会社への影響は非常に大きいでしょう。
特にUUUMは収益源を失ったわけです。
今後の企業経営の手腕に注目していこうと思います。
収益化を目指すユーチューバーはより良いコンテンツを作成する
先ほどの重複になります。
お金ではなく本当の趣味、クリエイターとして評価を受けたいと考えている人が動画投稿することでコンテンツの品質が向上するのではないかと考えています。
世の中には必ずお金ではなく「趣味」や「やりたい事をやりたいようにする」という人はいます。
例えばカメラを趣味にしている人はほとんどがお金にならないわけです。
それでもアマチュアカメラマンは写真を撮り続けます。
ムービー撮影が好きな人はYouTubeで稼げない時代から存在したはずです。
そういう人達の発表の場になればよいですね。
まとめ
今後、不快、嫌がらせ、嫌な思いをする、悪質、腹立たしい、この様なネガティブなイメージを持つ様な動画、ユーチューバーは激減します。
それだけははっきりしています。
不快なモノが取り除かれた後に出てくるよりよいコンテンツに期待したいと思います。